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佐藤初女･イスキアの集い報告
山崎 直
この日は朝から大寒波の襲来のニュースが流れていましたが、会場はやわらかくて温かい雰囲気につつまれていました。
どんな時でも初女さんの周りは穏やかで静かな時が流れています。
講演「こころと心のふれあい」では、初女さんの生きる姿勢、眼差し、想いの深さが切々と伝わってきました。
二部の「わかちあい」は、この使い慣れない言葉にプログラムを見て戸惑いを覚える方もいらっしゃったようでした。
司会者の「目を閉じてください。目の前に丸いテーブルがあります。ここはイスキアです」という言葉にいざなわれ、森のイスキアに思いを馳せながら「わかちあい」のときが始まりました。
時にはユーモラスな初女さんの一面が伺えました。
どんな質問にも誠実にそして核心を突いて答えられる初女さんの言葉からは多くの気づきをいただきました。
重い問い掛けを前にしたとき、初女さんがその想いに心を合わせ、言葉を繋ぐまでに沈黙の時間が広がります。この沈黙の中に初女さんの想いの深さが感じられました。
最後の交流では、一文字一文字を大切にしながら言葉を書かれる初女さんの姿に生きる姿勢を感じられたという方、初女さんの握手は握手ではなく祈りでしたといわれる方・・と、それぞれに何かが通じ合って、このイスキアの集いが講演会で終わるのではなく、初女さんとのこころと心のふれあいの場となれたように思えました。
帰り際に大勢の方が私達スタッフに「ありがとうございました」と声をかけてくださいました。これほど沢山の「ありがとう」の言葉をいただいたことは今までありませんでした。
晴れやかなお顔で帰っていかれる皆さんを見送っていると「今を生きてください」という初女さんの想いが、イスキアの鐘のように一人ひとりの心の中で鳴り響いているように思えました。
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ＴＯＰＩＣＳ
